栄養管理栄養管理

栄養課理念

患者さんに安全で、美味しい食事の提供

栄養管理

入院時には栄養スクリーニングを全員に実施します。年齢、性別、身体計測データ、生化学検査データ等をもとに栄養管理計画書を作成し、患者さん個々が必要な栄養素を摂取できるような食事の提供を行っています。入院後も患者さんの摂食状態や体重等をモニタリングすることで定期的に栄養状態の評価を行います。栄養状態が優れない患者さんに関しては、医師と相談のもと食事内容や量の見直しを行い、栄養状態の改善に努めています。

食事提供(入院/デイ・ケア)

食事時間

  • 朝食
    7:30

  • 昼食
    11:30

  • 夕食
    18:00

美味しい状態でお召し上がりいただけるよう、温冷配膳車を使用し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たい状態での提供を心がけています。

提供食種

一般の方向けの「常食」をベースとし、咀嚼や嚥下に不安がある方向けの「軟菜食」「きざみ食」を展開しています。また、糖尿病や高血圧、脂質異常症等の疾病治療を目的とした「特別治療食」もご用意しております。

常食

身体上健康な方が摂取する、一般的な調理形態です。

原則、食材の制限はありません。

軟菜食

食材の大きさ、硬さは常菜と同様です。

常菜から、咀嚼が困難な食材(ごぼう、たけのこ、れんこん、こんにゃく、昆布、ぜんまい、ふき、山菜など)を除去する、または除去して代用品を加えます。

硬くて食べにくい果物(りんご、梨)は、コンポートで提供します。

きざみ食

食材の大きさは5mm以下、歯茎でつぶせる硬さにします。

軟菜食から、さらに咀嚼が困難な食材(小松菜、ほうれん草、アスパラガス、菜の花、キヌサヤ、コーン、グリンピース、ミックスベジタブル、ねぎ、チンゲン菜、みつば、油揚げ、チーズなど)を除去する、または除去して代替品を加えます。

原則、パン・麺は禁止となります。

果物は提供せず、ゼリー等を提供します。

食事展開の例

①鶏肉と厚揚げの煮物 ②チンジャオロース ③きんぴられんこん
常食

除去する食材がないため
常食と軟菜食は同様

軟菜食

たけのこを除き、たまねぎで代用。
その他は常食と同様。

れんこんを除き、ピーマンで代用。
食材によって切り方も変える。

きざみ食

食材5mm以下
グリンピースを除く

食材5mm以下
食材は軟菜食と同様

食材5mm以下。軟菜食の食材で
いりごまを除き、すりごまで代用

季節食・行事食

入院中の患者さんにも季節の移り変わりを感じていただけるよう、旬の食材を使用した料理や旬の果物の提供など、それぞれの季節に合った食事の提供を心がけています。
また、毎月の行事に合わせ、食べて美味しく、目で見て楽しめる行事食の提供を行っています。

季節食

  • 鮭ちらし

  • 冷やし中華

  • 大学いも

  • おでん

行事食

  • 節分

  • いい日本食の日

  • こどもの日

  • クリスマス

喫食調査(入院/デイ・ケア)

年に一度、入院中及びデイ・ケア利用中の患者さんを対象に、提供している食事の評価と患者さんの摂食状態の把握を目的とした喫食調査を行っています。
喫食調査の結果をもとに食事内容を改善し、患者さんにより満足していただけるようなお食事の提供に努めています。

栄養指導(入院・外来)

医師の指示に基づき、管理栄養士が栄養指導を行います。
肥満症や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や、発達障害による偏食などの相談が多く見られます。

以下のようなお悩みがある方は、主治医にお気軽にご相談ください。

体重を減らしたいけど、どうすれば良いか分からない

自分の適切な食事量を知りたい

健康診断で、生活習慣病を指摘された

偏食があり、いつも同じものしか食べられない

など

実施日
月曜日〜金曜日(事前予約)

栄養指導を行う際、患者さんのご家族が同席していただくことも可能です。また、患者さん自らが食事をコントロールすることが難しい場合は、患者さんをサポートするご家族に対しての栄養指導を行うこともできますので、ご相談ください。