精神科リハビリテーション
精神科作業療法のご案内
こんなことで
お困りではありませんか?
- やる気がしない
- 人と接することが苦手
- そろそろ仕事を始めてみたいけど
少し自信がない - 朝起きられず、
生活リズムが乱れている - 病気や生活について相談する機会がほしい
「からだ」をなおすリハビリと比べ、精神科で求められる「こころ」のリハビリは、改善が目に見えやすいものではありません。だからこそ、じっくり、ゆっくり、作業療法士が患者さんと向き合っていくことが大切になってきます。
患者さんとの信頼関係を築き、患者さんがより楽しむことができ、安心して取り組める作業を選択することで自信や能力を取り戻し、よりより生活が送れるよう支援していきたいと考えています。
患者さんの今後の希望に沿って主治医・看護師・精神保健福祉士・公認心理師・作業療法士が連携を取りながらお手伝いしていきます。
当院の作業療法について
月曜日から金曜日まで午前・午後、病棟にて活動しています。担当の作業療法士が一人ひとりの生活の困りごとや今後の希望を聞きながら、目的に応じたサポートや作業活動の相談を行っています。
目的
- 1. 生活リズムを整える
- 2. 気分転換やストレスの発散
- 3. 意欲を高める
- 4. 集中力や持続力を身につける
- 5. 趣味を持ったり、余暇の過ごし方を身につける
- 6. 体力をつける
- 7. 日常の生活に必要なスキルを身につける
活動内容
創作
塗り絵・編み物・季節に合った作品づくりなどを行います。個々の目標やレベルに合わせて活動を選択し、個人で趣味的な物を制作したり、共同で壁画制作をしたりします。
脳トレ
漢字、計算プリント・点つなぎ・間違い探し・パズルなどを行います。個人レベルに合わせて、簡単〜難しいプリント問題にチャレンジします。
ゲーム
トランプ、かるた・将棋・麻雀などを行います。ゲームを通じて、認知機能の向上、社交的な相互作用の促進、ストレス軽減につなげます。
スポーツ
卓球・ゲートボール・体操・棒体操などを行います。身体を動かし気持ちをリフレッシュさせることができます。
DVD鑑賞
リクエスト作品を鑑賞します。大きいテレビを使用しみんなで鑑賞したり、ポータブルDVDプレイヤーを使用し、個別で鑑賞したりします。
音楽鑑賞
音楽は、患者さんの不安やストレスが軽減され、心地よい感情状態が促進されます。
院外活動
散歩や外出をします。院外へ出ることは緑の景色や自然の音に触れ、気分を明るく、リフレッシュさせ、心身の健康をサポートすることにつながります。
調理
食べたいものをつくり楽しんだり、退院に向け調理の練習をしたりします。
参加対象者・参加方法
参加には医師の処方箋が必要です。何をどのくらいの頻度で行うかは個々によって異なり、作業療法士と面談して決めます。参加を希望される方は、主治医・看護師・作業療法士にご相談ください。
※現在、新型コロナ感染症対策として、
参加対象者は入院患者さんに限定しています。
準備・費用
健康保険が適用可能です。必要な材料・道具等は準備されております。