認知症
ものわすれ外来のご案内
次の項目は、認知症の始まりによくみられる症状です。
- 財布や鍵など、置いた場所が
わからなくなることがある - 5分前に聞いたことを
思い出せないことがある - 今日が何月何日か
わからないときがある - 電気やガスが止まってしまった時に
自分で対応できなくなった - 1日の計画を自分で立てることが
できなくなった - 電話をかけることができなくなった
- 掃除機やほうきを使って
掃除ができなくなった - 決められた時間に決められた分量の
薬を飲むことができなくなった - 自分で食事の準備ができなくなった
- 一人で買い物ができなくなった
- 言おうとしている言葉が
すぐに出てこないことがある - 預金の出し入れや、公共料金の
支払いなど一人でできなくなった - 周りの人から「いつも同じ事を聞く」
など物忘れがあるといわれる - バスや電車、自動車を使って
一人で外出ができなくなった
一つでも心当たりがあった方は
ご相談ください
ものわすれ外来とは、老化による「ものわすれ」と、疾患による「認知症」を判別し、認知症の早期発見・治療するための外来です。もしかすると、このような「小さな異変」が認知症の初期症状、つまりサインかもしれません。診断はもちろん、今後の対応にもお応えいたします。上記のような症状が一つでも心当たりがある場合には、ご相談ください。
診察について
診察までの待ち時間を短くするため、完全予約制となっています。ご予約は事前にお電話にて「ものわすれ外来希望」とお伝えください。
- 予約受付時間
-
月〜金曜日
9:00〜12:00
13:00〜16:30 - 診療時間
-
月〜金曜日
9:00〜12:00
初めての方へ
-
診療予約
予約制となっております。
お電話にて「ものわすれ外来希望」とお伝えください。※かかりつけ医からの診療情報提供書が必要となりますので、ご準備ください。
-
診察当日
●時間に余裕を持って来院ください。
●本人の緊張をほぐすため、また認知症予備軍を含めた早期発見のためにご本人だけでなく、同伴したご家族の方にも認知症に関するスクリーニング検査を受けていただくこともあります。ご協力のほど、お願いします。
-
血液検査
血液検査は甲状腺機能低下やビタミン不足などによる内科的な病気が原因の認知症なのかを調べます。
-
認知機能検査
治療や支援の方針を立てる際の補助として、記憶力、理解力、判断力、集中力といった生活するために必要な力を把握します。場合によっては、ご家族からお話をお聞きすることもあります。
例)HDS-R、MMSE、MoCA-J、FAB、ACE-Ⅲ※必要に応じて、リバーミード行動記憶検査、CDRなど別の検査を追加で行う場合もあります。
-
頭部CT検査
画像診断検査は脳内部を画像化し、脳の形や脳血管の病変を診ます。検査自体は5~10分で終了します。食事制限などはありません。
-
医師の診察
検査後、約1時間で結果が揃います。その後、医師の診察になります。
診察時に、医師に相談したいことがありましたら、遠慮せずにお話しください。
認知症初期集中支援チーム
当院は、郡山市からの委託を受け、認知症の方やその疑いのある方のご自宅に訪問し、症状にあった対応のアドバイスを行いながら、医療機関の受診や介護保険等のサービス利用につなげていくために集中的な支援を行うチームを設置しています。